ABOUT

高岡の伝統的工芸品『越中福岡の菅笠』を、子どもでも簡単に組み立てることができ実 際に笠としても使用できる紙製の菅笠「 菅笠ペーパー」のオンラインショップです

組み立て簡単!菅笠ペーパーとは


国の伝統的工芸品に指定されている「越中福岡の菅笠」の製造・ 販売を行う高岡民芸株式会社が、子どもでも簡単に組み立てることができ、実際に笠として使用できる紙 製の菅笠「 菅笠ペーパー」を開発しました。
材料は、古紙利用率が高く環境に配慮された素材、ボール紙を選定。紙製のためデザインが自由で、ワークショップや菅笠の授業など、さまざまな場面での活用が考えられます。
この商品を伝統工芸の学びや振興に活用し、また売り上げの一部を越中福岡の菅笠製作技術保存に役立てることで、業界が抱え る後継者不足問題の解消に繋がることが期待されています。


越中福岡の菅笠


菅笠は、かつては日本各地で雨よけや日よけなどの日用品として作られていましたが、現在では全国の9割以上の菅笠が高岡市福岡町で作られています。福岡町の菅笠

づくりは400年以上の歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定。江戸中期に加賀藩の奨励のもとで本格的な生産が始まり、最盛期には年間約210万蓋を生産。現在は、年間約3万蓋が約70人の作り手によって生産されています。

湿地帯で良質なスゲが収穫できた福岡町では、スゲ作りをはじめ、笠の土台となる笠骨作り、スゲを針と黄色い糸で縫いつける笠縫い、そして販売まで一貫して行われています。日本各地から祭りや民謡、時代劇などに使う菅笠の注文が入り、角笠、花笠、三度笠など、さまざまな形の菅笠が作られています。伝統の菅笠作りを次世代へ伝えるため、後継者育成や商品開発も活発に行われています。